表と裏の高速回転

色々な気持ちを忘れない様に

あの時の気持ち

今週のお題「自分に贈りたいもの」

 

 私は年齢が50歳目前になりました。所謂アラフィフです。

この歳のせいなのか何なのかはわかりませんが、無性にノスタルジーに浸りたい欲望が増大してきています。

 昔の景色を思い出したり、当時流行った音楽を聴いたり、懐かしんでなんとも言えない気持ちにひたっております。

 

その中の一つの思い出。

 

 私が小学生の頃、月に一度くらいだったか、母親と三駅先の散髪屋さんに行くのを楽しみにしていました。

 

 当時、散髪屋さんのある商店街も活気があり、本屋さんや、ハンバーガーショップなど、軒を連ねていました。 

 

 その中に、玩具屋さんがありました。

 

 ショーケースの中にTVが置いてあり、ふと目をやると、見た事の無いゲームが映っていました。

 キャラクターが大きくなったり火を出したり、草が伸びて上に上がったり。

 

私の心はその映像に鷲掴みにされ、そこからなかなか動けませんでした。

 

 ファミコンはその時も所有していました。ただあんなゲームは今まで見たことがありませんでした。

 

 後にそれが、スーパーマリオブラザーズだとわかったのですが、あの時の衝撃は30年経った今でも忘れられません。

 

 アラフィフの今でもゲームが好きで、スプラトゥーン等子供達と遊んだりしております。

 しかし、後にも先にも、感動なのか、驚きなのか、言葉に言い表せないあの気持ち、に正直なれないです。

 

 あの時の気持ちをプレゼントしてくれたら、私の郷愁に対する欲求の9割方を埋められるのではないかと思います。

 

 夢でもいいからあの頃に戻って、追体験してみたいです。