腕組みしている人間が側からみれば倨傲に見えるが、心理学的に言えば己の身を守っている。
弱いから。
私がこの文章のスタイルを使うのは、その典型だと思う。
私は薄っぺらい人間だ。
若い時は何もない自分がとてつもなく嫌いであった。
どのカテゴリーにも属さない、
今で言う
真面目系クソやろう
である。
おまけに、過敏性大腸炎の持病持ち。
緊張すると、トイレに行きたくなる。
いく度となく、自分の身体を恨んだ事か。
プライドの高さが邪魔をして、素直になれず、人と違う事をしないといけない使命感があった。
色々な事に手を出した。
その全てが長続きせず失敗し、履歴書を汚しに汚しまくった。
言葉遣いが高尚な自分を演出してくれるだろう。そんな欲が、知識だけを増大させ、本来の自分との乖離を加速させた。
混乱が混乱を呼び、悪循環のサーキュレーション。自己嫌悪がますます深まっていった。
その名残り。そして、今は楽しんでいる。