私はやっと、クリアした。
そのゲームの名前は、
「真・女神転生Ⅴ」
ここにセーブデータがある。
見て頂きたいのは、時間。
何と、
121時間。
よくもまあ、飽き性の私がこんなにもやり続けられたものだ。
ファミリーコンピュータ用ソフト、女神転生が登場したのは1987年。
私の家にも、兄が誰かから借りたのか、少しの間置いてあった。
興味本意でプレイする。
暫くして、
—ダメだ。
私には合わない。
難しい言葉や情報が多すぎて、足りない私の頭では理解できなかった。
それから、様々な女神転生が発売されたが、私はスルーし続けた。
そして、時は流れ。
後輩に勧められてプレイしたのは、
ps2の
「真・女神転生Ⅲ」
進化したグラフィック。そして、すこーし昔より「こまし」になった私の頭のお陰か、
—…面白い。
そう感じる事が出来た。
ダークと言うのか、厳かと言うのか。
独特の雰囲気、世界観に私は夢中になった。
機会があればまた遊びたい。
そう思いつつ、ようやくプレイできたⅤ。
結果、4周回もした。
限られた生活の中で出来る時間など幾許もない。
なので、ストーリーが細切れになってしまう。
話を理解する余裕もなく、1周目が終わってしまった。
2周目を最初からするのも、また時間がかかってしまう。
そう考えていると、ゲーム側より助け船来たる。
このゲームは、一度クリアすると
「転生」
モードで始められるのだ。
クリアした、強いキャラのままもう一度最初から、プレイ出来る。
そうして、私はストーリーをしっかり追いながら、二度三度とクリアを積み重ねた。
そして、4周目も終え、
全ての種類のエンディングを見ることに成功した。
燦然と輝く右端のマークは、
「隠しエンディング」
をクリアした証。
「隠し」
そう謳っては、いる。
が、私にはこれが真のエンディングでは無いかと思えてならない。
色々書くとネタバレになってしまいそうなので割愛するが、キャラクターのアオガミならこう言うだろう。
—全てのエンディングを見ることを推奨。
と。
