表と裏の高速回転

色々な気持ちを忘れない様に

霹靂

 

necosiri7.hatenablog.com

 

 「最優秀賞」

 

 今までの人生で初めての賞を頂いた。

 

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 子供の頃と、息子との思い出を繋ぎ合わせて応募してみた。

 

 受賞できて、凄く嬉しい。

 

 私自身、思い返してみても、作文は得意だった訳では無いのだが。

 

 小学校時分、校内で行われた読書感想文発表会。

 

 学年毎に男女一人づつ選ばれ、皆の前で朗読する。

 

 一年生の時、私が何故か選ばれた。

本の名前は今でも覚えている。

 

「燃える貨物列車」

 

「何故か」と描いたのは訳がある。

私はこの本を

 

 

 

ほぼ読んでないのだ。

 

 

 

図書室で、分厚い本を借りる私。

 周りの羨望の眼差しが痛いぜ。

と、格好をつけて借りた。

 それだけが目的。最初から読むつもりなど毛頭ない。

 行儀悪く立て膝をついてパラパラとめくっていくと、挿絵が何枚かあった。

 

 劇画調の男性が燃えている貨物列車の中に居る。

 

これだ。

 

 ここのシーンを最大限に膨らませ、その男性に「熱くなかったですか」とか、「狭くなかったですか」と、疑問文を繰り返す酷い文章。

 

 これが選ばれた。

 

 体育館での発表を終え、壇上から降りる際、舌を出して怒られた。

 出したい気持ちは、今でも分かる。

 

 あの時よりは「こまし」な文を書けていると認めて頂いた。と、考えて良いのだろうか。

 

いや、

 悪い癖を今日はださずに、祝杯をあげようと思う。

 

 乾杯。

 

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