先日の事。
私は、当時を思い出しながら、「喜」と言う題でブログを書いていた。
作成も佳境に入り、締めに向かっていく。
そして、結びの段落。
「ビートたけしさん」と書いた辺りから、もの凄い感情が湧き上がって来た。
押さえつける事も出来たのだが、幸い一人だったので、その感情のしたい様にさせてやろう、と放置してみた。
気がつくと、
私は、
ぼろっぼろ涙を流し、
「おいおい」
泣いていた。
私自身、突然の事に、かなり面食らってしまった。
泣きながら、少し残された「じぶん」で、注意深く私を観察しようと試みた。
悲しい?ちがう。
悔しい?違う。
嬉しい?チガウ。
結局その時は分からずじまい。
時間にして、10分程経つと、潮が引くように穏やかになった。
あれは、なんだったのだろう。
考え続けて1週間。
そして、
今、思い出した。
私は、
「泣き虫」
だった。
それは、現在進行形であったのだ。
オマエミタイナモンハ
感情を殺す事で、初めて社会に認められる。
皮肉家がこんな暴論で私に蓋をした。
時代が、性別が、年齢が。
背景も味方し、一斉に私を押し潰した。
ワタシハ ワタシデイテハイケナイ
こんな感じで本当に、私を偽り続け、
つい、こないだまで生きてきたのだ。
今年の正月の
「事件」から、
どんどん私が見つかる。
こんな激情いつぶりだろう。
ああ、そうだ。
あれは
人生で二回目の、
私の「産声」
に違いない。