表と裏の高速回転

色々な気持ちを忘れない様に

随筆

 私は、自分の思いを初めて文字にしている。

そして、公開など大それた事をしている。

 

 最初は自分の日記なので、人に見られる必要もないだろうと考えていた。

 

 ただ、私と同じ気持ちを持っている方がいらっしゃったら。

想いを共有できたらとても幸せだと考えた。

 

 そのうえ、私を知っている人間に見られるわけでも無いしまあいいかと思って始めさせてもらった。

 

 今までの数回の作文をみて、実に下手な文字の羅列だと笑った。

 小難しい言い回し。勿体ぶった表現。

 

馬鹿馬鹿しく面白い。

 

 

若い時はこれが恥ずかしかった。やるからには完璧を、完璧に出来なければやらない方がましと、都合良い言い訳を用意しては、その場から逃避していた。

 

 少しずつしか人間は前進できない。

しかし、前進出来ない人間はいない。

 

 私はこの下手クソな文章を生み出して、笑える様になった。

 

細かい成功体験を重ねて、自分を褒めてやる。

 

いつしか自分が好きになる。

こんな自分が可愛くなる。

いつか自分の中の道化が

「おまえはつくづくだよ」

と、ため息をつき出し一緒に笑える様になるんだ。

 

 まわりも自分を認めて、そこにいて良いよと言ってくれる。

 

 

ひだまりの縁側。

春の穏やかな風を感じてうたた寝をする。

そんなステレオタイプの情景を心の中で思い浮かべて幸せを感じる。

 

 

 

猫を飼いたい。