早いもので、ブログを始めてから三ヶ月が過ぎた。
記事も40件程書かせて頂き、読者様もじわじわ増えてきて感謝に堪えない。
最初は「アラフィフの備忘録」と言う題で、ゲームの紹介などライトな記事を綴っていこうと考えていたのだが、結構な人数の方が使っていた。
せっかく、ブログをするのだ。
自分の、これまでの生き方を見直してみる良い機会だ。そう考えると、この表題がしっくりきた。
私は中学生時代、
「いじめ」
られた経験がある。
思春期の多感な時期で、だ。
その事により感情がうまく出せなくなってしまった。
喜怒哀楽の中でも、
「喜」
の感情が殊の外、出力出来なくなってしまった。
人前で上手く笑えない。
この症状は、今でも少し残っている。
「おまえみたいなもんが」
と、肥大した「皮肉家」が私の中に誕生してしまった。
その化物は心を食い散らかす。
そして、いっその事食べきってくれたら良いのに、少し残す。
瀕死の私を見て愉悦の表情を浮かべる。
立ち直って来た所で同じ事が繰り返される。
感傷に浸っている場合では無い。
私は、生きていかなければならない。
周りは誰も、何も信用できない。
弱点を見せない様に、私は回転を始めた。
必死に、気取られない様に。
フルマラソンを100メートルのペースで、走っている状態。
そりゃあ、すぐに息切れする。
その渦中に居る私は、落ち着いて世間を見る余裕などなく、出来ない自分を鼓舞し、その都度落ち込み、人を傷つけ、食い散らかされ、混沌を極めた。
そんな、今年の一月。
甥っ子に会った。
何の照れも、引け目もなく、自分の性癖全開の
「女の子の絵」
を見せてくれた。
私の中で何かが弾けた。
私の半分程の年齢の彼は、
自分を認めている。とても自然に。
「君にも出来るよ」
と背中を押された気がした。
人前で、自分を曝け出すのは未だ無理だ。
じゃあ、文章は?
そうだ。
ブログを書く事で、自分をみつめる。
つまり、高速回転を少しずつ弱めていこうと決意した。
止まった「私」と言う名の、
「コイン」
は、どんな形をしているのか?
残像がそのまま残り、球体なのか、はたまた薄っぺらいままなのか?
恐る恐るではあるが、やってみよう。
心がワクワク動き出した気がする。