今までの事はあまり覚えていない。
特に３０代より最近まで。
人間としてのキャパシティが少ないのか、社会人になってからというもの、焦りと不安、自己嫌悪の日々を過ごして来た。
例えるなら、空手の100人組み手の様に次から次へと迫り来る、眼の前の日常を相手に何とか倒れないように生きていく事で精一杯だった。
40代を折り返す歳になり、ようやく物心がついてきた。
状況が変わり、少しづつ余裕がでてきて、周りがクリアに見えてきたように感じる。
やりたいことをやれる。ただ以前にも書いたが、年齢と共に記憶力が落ちてきている。
このブログで、新しい出来事や思い出を忘れぬよう、しっかり記録できればと思っている。
いつまでこの環境が続くかわからない。ただ、いままでしたくてもできなかった事を挑戦していきたい。
何をまずやるか。
子供の頃からゲームが好きで、ずっと遊んでいた。
誰かの家にあったブロック崩し。わけも分からず、丸いダイヤルを回して左右にパドルを動かした。白と黒だけの世界に引き込まれた。
それが、テレビゲームとの出会い。
それから幾年月が経っても私の傍にはゲームがあった。
ただ、残念なことに、やったゲームの記憶が無いのだ。
好きなゲームはいつしか現実逃避の道具となり、嫌な日常から逃れるだけの存在になっていた。
これから、少しずつ取り戻してやる。
やりたかったソフトを片っ端から片付けて、感想を綴っていこう。
ということで、やりたくてできなかった。やったけど覚えていないゲームをとにかく咀嚼し味わい記録に残す。不感症になった私に栄養を与える。
私を取り戻す物語は今より始まるのだ。
