表と裏の高速回転

色々な気持ちを忘れない様に

初恋

今週のお題「引っ越し」

 小学校の時から片思いしていた子がいました。小学校3.4年が一緒のクラスで、その時に好きになりました。

 素敵な笑顔の女の子でした。

 休み時間に彼女達を冷やかして、追いかけられて喜んだり、体育の時間の跳び箱で、彼女が失敗した時は自分の事の様に恥ずかしかったり。そんな甘酸っぱい思い出が呼び起こされます。

 

 5.6年には違うクラスになってしまいました。

 たまに廊下ですれ違う時、一人でドキドキしてたのを思い出します。

 

 陸上競技会に参加した時、上手く出来なかった事を嘆いていたら、彼女の担任の先生から、あなたのファンもいるんだからしっかりしなさい。なんて言われ、もしかしたら、両思いなのか?と夜、ベッドで悶絶したのもいい思い出です。

 

 同じ中学校に進学し、1年生で何と同じクラスになれました。

 

 その当時の私が通っていた学校は、付き合っている人がいるなんて聞いた事がありませんでした。(私がおぼこかっただけかもしれませんが)

 

 御多分に洩れず私も、内気な人間でしたので、ちょっと喋ったりするくらいで満足していました。

 

その年の夏休み。

 家族で祖父母の家に行った時、突然不動産屋さんが来られ、近くの二世帯住宅を案内し始めました。

 

 引越しをする計画があるのを知らなかった私は、必死で反対しました。

 

 すると姉が、誰か好きな人でもいるのか?と冷やかしはじめ、顔を真っ赤しながら否定したのを覚えています。

 

 なにせその時、丁度クラスの席が彼女の斜め後ろで幸せの絶頂期だったからです。

 

 結局、引越しはしませんでした。

 

 だからといって、そこからドラマは始まらず。と言うか、始める事ができなかった。

 

 運動会のフォークダンスで彼女の前まで回ってきた時、手を繋いでおけば良かった。

 

 高校は別々になったんですが、行きの電車で、一緒になる事が良くあった。声をかけたらよかったのに、恥ずかしさから、一言も喋れなかった。

 

 成人式で奇跡的に声をかける事が出来、写真を一緒に撮った事。

 

 その写真を彼女が持って来たのを、偶然、マンションの窓から見えたので、ドキドキしながら待っていたけど、いつまで経ってもチャイムが鳴らず、下の郵便受けに入っていた事。

 

 後悔だらけの人生です。

 

 先日、ドラマ「おいハンサム」が終わりました。とても良いドラマで、全話食い入る様に見させていただきました。

 

 人生は決断の連続だ。選ばなかった選択の結末を見たいか見たく無いか?と言うくだりがありました。

 

 私の人生の前半は、選(ば)なかった、というより、選(べ)なかったという事に尽きる。と今となっては、そう思います。

 

 付和雷同、優柔不断、暖簾に腕押し、ぬかにくぎ。言い出したらきりがないくらい。

 決めない人生、決められない人生。

それで失敗した事が幾らでも出てきます。

 

 今、後半から終盤に差し掛かろうとしている私の人生。

 少しずつですが、前半を反省しつつ、決断していけている、軌道修正が出来ていると思います。

 

 また、自分の人生は自分が主人公と言い聞かせ、気弱な心を奮い立たせて行こうと思います。

 

 テーマである、引越しから大分離れてしまいました。何が言いたいかと言うと、おいハンサムはとても良いドラマですから、おすすめだという事です。

 

 駄文に最後までお付き合い頂きありがとうございました。