表と裏の高速回転

色々な気持ちを忘れない様に

資格

f:id:necosiri7:20230119192033j:image

先日、スゥイートゥランドにてgetしたチョコレートを食べるときが来た。

 

ただ、それだけだ。

 

以前の記事で書いたのだが、

 

necosiri7.hatenablog.com

 

高級な物を食べる時に、私は考えすぎてしまうのだ。

 

心から楽しめない。

食べ物以外なら、出来る様になってきたのだが、どうしても、邪念が入り込む。

 

今回こそは。

 

しかし、またもや私は大きなミスを犯してしまった。

テラから家に帰って、チョコをテーブルに広げた際、

 

—元は取れてるよなぁ♪

 

なんて言いながら、つい、このチョコの

 

「価格」

 

を調べてしまったのだ。

 

何と、

 

691円。

 

二粒で。

一粒300円超…。

混乱し出す私にブルースが、

 

Don't think! Feel.

 

はっ。そうでした。

気を取り直し、

 

オペナボックス

f:id:necosiri7:20230119211031j:image

なんか書いてる。

最近のスマホは凄い。

写真の文字をなぞると認識した。

そして翻訳。

 

"レオフリック卿の妻であるゴディバ夫人が臣民の課税に抗議したとき、取引が成立しました。ゴディバ夫人はコベントリーの通りを走り、「彼女の長い髪に何も身にまとどまり」、人口が閉鎖された建物にとどまった場合、彼らの税負担は解除されます。翌朝、彼女は有名な乗り物に乗り、市民は優雅に中にとどまり、レオフリックは約束を守り、税金を減らしました。レディ・ゴディバは多くの人の心を勝ち取り、彼女の伝説は何世紀にもわたって深まり続けています。彼女の情熱、純粋さ、官能性、スタイル、大胆さは、ゴディバチョコレートの魅力的な箱の中で、それらを味わうすべての人々の心を勝ち取ることは確実です。"

 

??

 

よく分からないが、GODIVA夫人は凄いという事なのだろう。

 

間の紙をそっと取ると、

f:id:necosiri7:20230119211550j:image

宝石の様な二つのチョコが現れた。

 

まるまる一人で食べるのはどうしても気が引ける。

 

と言う訳で、妻と半分こ。

 

先ずは左側。

 

妻齧る。

 

 

—ふんふんふん。

 

? 

 

—あーね。

 

?!あーね?!

 

—成程。

 

—ういっしい〜



このチョコ、喋るのか?!

その上、談笑していた?

 

—はい。

 

残ったチョコを渡された私。

 

ブルース!助けてくれえ。

 

祈りながら、目を固く瞑り、

 

オペナマウス。

 

感じろ、感じろっ!

少し、ビターな感じがする。

 

もっとだ、もっと、足りないぞ。

 

妻は話していたんだ。

 

私も。同じ様にぃ。

 

必死で味覚に集中する。すると、瞑った暗闇の中から、誰かが走り寄ってくるではないか。

 

誰だ?

 

竹野内豊さんだ。

 

すれ違い様、

 

—映画「イチケイのカラス」宜しく。

 

番宣?

 

混乱する私を横目に妻がもう一つ、右側のチョコを渡して来た。

 

次のは、甘いミルク感が強い。

 

また、誰か来たよ。

 

小関裕太さんだ。

 

満面の笑みを湛えながら通り過ぎて行ってしまった。

 

もう、引き止め対話する気力は私には無かった。

 

結局、この間の二の舞じゃないか。

 

そして、家にはGODIVAがまだ二種類残っている。

 

食べる資格があるのだろうか。私に。

糸口さえ見つからない。

途方に暮れていると、

 

—敗北はココロの声である。
真に負けを認めるまで、誰も敗北しはしない。

 

リー?

 

そうだ。まだ私は認めていない。

次だ次。

 

今度こそ。

 

美味しく。楽しく。頂いてやるのだ。

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テラ、へ。完結編

昨日の記事の続き。

 

necosiri7.hatenablog.com

 

 

我々一行には、実はもう一つのミッションがあった。

 

不意の着陸を余儀なくされたラウ1星。

かなりの時間滞在してしまった。

 

そこに辿り着く事はできるのか。

我々は、チョコ界の神を採取でき、目的を忘れてしまいそうになりながらも衛星軌道に再び乗った。

 

その時、時刻は15時。

 

そこは、いつまでやっているのか。

無論、

 

調べていない。

 

いつもの私のチャームポイントだ。

 

開き直り漕ぎ続ける。

 

そうこう(走行)しているうちにも

 

「テラ」

 

が姿を現した。

 

駐輪場は?ここだ。

 

やった。まだ、

 

拝観時間内だ。

 

遂に我々は辿り着いたのだ。

なけなしのエネルギーを振り絞り、手を引き、尻を押し、二百段余りの階段を登りきる。

 

千手観音様。

f:id:necosiri7:20230115122856j:image

—神々しい…

 

ははあ。

 

手を合わせ、無病息災。家内安全。を祈願する。

 

ふう。

 

そして、帰路に着いた。

 

お「テラ」へ。

 

 

なんつって。

 

 

 

 

 

 

 

テラ、へ。

成人の日の1月9日。

春かと思う程の陽気に誘われた結果、

 

サイクリング

 

をしよう、という話になった。

 

娘は既に出かけた後だった為、参加者は私、妻、息子の3人。

 

走る順番は先頭から私、息子、妻。

 

—スピードは絶対に上げてはならない。

 

うずうずする心を必死で抑え、普段自動車で走る道を征く。

 

目標は、某古本屋さん。

そこなら息子は一緒に行ってもいいと宣ったから。

 

欲望の引力に引かれ、小惑星探査機はやぶさ並の出力で漕ぐ事20分。

 

目的地へ到着。

 

息子は30分程の滞在の間に、名探偵コナンを数冊採取出来た。

 

 

ここを、銀河の端と捉え、我々はまた衛星軌道に乗り、くるりと一周して家に帰るルート。

 

出発し、大通りを真っ直ぐ走る。

 

やがて、超巨大な建屋の某ボウリング場に近づいた。

ここで、スイングバイ加速して軌道に乗る

 

筈だった。

 

普段は自動車に乗っているの事が多く素通り出来るのだが、明らかに質量の違いから、某1に引き寄せられていく私。

 

—抗えない。

 

はっ。

気がつけば、ゲームセンターに居た。

 

—見るだけだよ。見るだけ。

 

プライズが一杯並んでいる、アステロイド群を避けて行く。

 

その中の一つ、

 

「スウィートランド」

お菓子落として手に入れるプライズマシンに目が止まった。

 

板チョコがうず高く重なっている。

もう、タワーですよ。塔。

チョコは大好きな私。

 

そいつが、

 

ゆらゆら

 

しているのだ。

 

ゆらゆらゆれる揺らぎの催眠に拐かされ、私はふらふら100円玉を入れてしまった。

 

掬うのは基本、チロルチョコ

そいつを押して落とす。

 

??少し動いた?よね。

 

これは。ひょっとしたら。

息子も妻も財布を出し、変わる変わるボタンを押した。

 

敵も一筋縄では行かない。

一つも掬えない時もあり。

でも、もう引けない。

 

10回程プレイし、妻の番。

神の一手が炸裂した。

 

なんと、板チョコを掬ったのだ。

 

堰を切ったように雪崩落ちるチョコレート達。

手に入れたのは以下写真。

f:id:necosiri7:20230114181943j:image

板チョコ30枚。

その上、眩いばかりの光を放つ、

GODIVA様がいらっしゃった。

 

ははあ。

 

チョコレート界の「神」

こんな所におわしますとは。

丁重に袋に入れ、我々はここを後にした。

 

食レビューは、また後日。

こんどこそ、高級なチョコを、

 

Don't think! Feel.

 

で、食しようと思う。

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

困惑のお正月

f:id:necosiri7:20230105193731j:image

あけましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

 

書き初めから始まった2023年。

 

実はこのヘタ習字、

 

なんと、

 

私のノスタルジー発祥の地と言っても過言では無い、

 

イズミヤ多田店」

f:id:necosiri7:20230105194420j:image

で書かせて貰ったのだ。

 

今回の正月休み、両親が住む実家に帰省した。

 

その際、色々な口実を駆使し、なんとかかんとか、お店に行く事に成功したのだ。

 

—本当に懐かしい。

 

外見は少し変わってしまったが、数十年前のお正月、ここで福袋を手に入れる為に、家族で並んだなあ。

その中には縄跳びが入っていた。それだけは覚えている。

 

そして、店内で物色している際、店員さんにお声をかけられ、書き初めをさせて頂いた次第である。

 

—できるのは、小学生以下と書いてありますが?

 

—どなたでも結構ですよ。

 

—それでは、お言葉に甘えて。

 

書き初めている途中、イズミヤ主題歌である、

 

「明日へ吹く風」

 

が流れ始めた。

 

曲を浴びながら、筆を走らせる私。

なんて贅沢なひと時なのだろうか。

その後、自分はイズミヤファンである事をひとしきり説明し大満足な私であった。

 

そして、また物色していると、

f:id:necosiri7:20230105205908j:image

ああ。

 

私の、ノスタルジーのコアであろう

 

ペリカン

 

だ。

 

!?

 

なんと寂しい事に、

f:id:necosiri7:20230105210412j:image

閉、店、するらしい…。

 

昔、セガSG1000のサファリレースを兄と一緒にプレイさせて貰ったり、祖父にラジコンを買って貰った思い出の店なのに。

 

あーあ。

 

残念だ。本当に。

 

その日からというもの、書き初めの嬉しさと閉店の寂しさが波の様にかわるがわるやって来ては、私を混乱させるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

期待

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと

f:id:necosiri7:20221229170649j:image

私はギターを弾く事が、

 

「出来る」

 

と言って良いのだろうか。

 

何者でも無い私が、何者かになる為に、上記写真のZO-3を手に入れた。

 

何をやらせても中途半端で投げ出していたあの時。何とかこれだけはモノにしたいと、なけなしの貯金をはたき、購入したのは高1だったか。

 

それから三十年。今日、久しぶりに押し入れから登場して貰った。

眺めていると色々な思い出が蘇ってきた。

 

手汗が酷かった私。その為、すぐに弦が錆びて、切れてしまう。何度も張り替え練習を重ね、最初の難関である、Fコードも押さえられるようになった。

 

ただ、努力したのはここまで。

 

そこからは、電話帳くらいのサイズの、「GBベストソングス」を開き、コードを弾きながら歌う事で満足してしまった。

 

右手は、上下にかき鳴らすのみ。アルペジオ

 

出来ません。

 

それより何より、私の一番の問題は、

 

音程が分からない事。

 

Am—押さえられます。

C—押さえられます。

B—何とか押さえられます。

 

曲を聞いて、さあ、この音は何?と聞かれると、

 

—分かりません。

 

コードの本に倣い、押さえて手を動かす。鳴った音に合わせて歌う。

 

ここまでなのだ。

 

今回、冒頭に書いた変な文章の答えはこれだ。

こんな状態では、ギターを弾けるとも弾けないとも言えないだろう。

 

それが、今現在まで続いている。

 

そんなポンコツな私だが、

なんと、

今までに一回だけ、

 

「歌」

 

を作った事があるのだ。

 

書いた紙は、残念ながら何処かに行ってしまった。

 

忘れた部分もある。

 

恥ずかしいが、これ以上忘れないようにここに記しておこう。

 

    17(セブンティーン)

 

いつも君は 笑ってた

 

お気に入りのものを 放さずに

 

何も いらなかった 17

 

人は夢をテレビドラマに 託し

 

いつもマニュアル 放さずに

 

道を外さず 生きて行こうとしてる

 

誰かの瞳を 気にしながら

 

俺たちなら それを壊せる筈さ

 

だって君には 仲間がいる

 

全てを壊して 始めよう

 

何かを無くして 泣かぬよう

 

 

確か、こんな詩だったような。

 

メロディーはしっかりと覚えている。

 

コードもまた、弾いて探して当てて見たいと思う。

 

そして、本題。

 

来年の目標。

 

「この歌のアンサーソングを作る」

 

だ。

 

本当に17歳時分に作った歌を、三十年の時を経た私は、どんな詩を詠んで答えるのだろうか。

 

—楽しいね。

—ええやん。

 

?。

 

意外にも、私に期待している、

 

 

がいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なり、の幸せ

今週のお題ビフォーアフター

 

今年の一月末より始めさせて頂いたブログも、ありがたいことに年の瀬を迎えられた。

 

私自身、良くここまで続けてこられたと自分を褒めてあげたい気分だ。

 

人生は、

 

「ネタ」

 

だ。

 

今までそれを私のメインテーマにして、遮二無二生きてきたつもりだ。

そして、五十歳が見えて来た現在、それは結構な数になった。

 

最初は、それらを独り占めしておこうかと考えていた。

 

私には、人より秀でている部分や、胸を張って言える経歴など無い。

故に、「ネタ」と言っても、世界を相手に戦ってきた訳でもなく、誰かの命を救ったような物ではない。そんな日常の小さな出来事を声高に語っている自分の姿が惨めに映るのでは無いか。

臆病な私はそう考えていた。

その上口下手で、上手く皆様に出来事や気持ちを伝える事ができないとも思っていた。無論、文章であっても。

 

—下手でも良い。

 

—つまらなくても良い。

 

—自分が楽しければ良い。

 

あの時、甥っ子にそう教えられてから「完璧主義」だった私を脱ぎ捨て、ブログの世界に飛び込んだ。

 

様々な方からのスターやコメントに支えられながら文章を紡いで行く中で、私の

 

「使命」

 

がある様な、そんな気がして来た。

 

それは、

 

 

「なり」

 

の、幸せを表現する事。

 

いじめられ、適応障害になっても、人生は、

 

「面白い」

 

のだ。

 

それを証明してやりたい。

得体の知れない衝動が、私を突き動かしている。

 

酔え。歌え。踊れ。

 

貯めて来た物を吐き出すのは、

 

今だ。

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:necosiri7:20221212205406j:image

物心がついた時からこの、赤いラジカセがあった。

 

所有者は六つ違いの姉。

それは、いつも机の端に置かれていた。

 

 姉はそれでよくラジオ番組を聴いていた。一番覚えているのは日曜日の昼下がり。歌のベスト10番組。

 

—ぶーんぶーんべすとてん

       ぶんぶんべすとてん

 

印象的なジングルで始まるこの番組を私も横で、一緒に聴いたものだ。

 

私もこのラジカセを借りて、コロちゃんパックを聴いたり、テレビジョンの前に置いて直接歌を録音させて貰ったりもした。ついでに、

 

 

秘め事も。

 

 

たまーにだが、家に誰もいない時があった。

 

よし、今だ。

 

そっと押入れの中に、ラジカセを持って私は入って行く。

 

そして、おもむろに

 

「録音ボタン」

 

を押す。

 

当時大人気だった近藤真彦さんの、

 

「ギンギラギンにさりげなく」

 

を小声で歌う。

 

あの時私は五歳位だったろうか。曲はうろ覚えの部分が多かった。なので、最初の方はすっ飛ばして所謂「サビ」の部分だけを

 

小声で。

 

歌う。

 

そして巻き戻して聴く。

f:id:necosiri7:20221212210813j:image

アハアハアハ。

 

暗がりで一人聴く自分の声は、なんと言うのか、私をイケナイコトをしている気分にさせた。それに付随して、

 

快 感

 

が堰を切ったようにやってくるのだ。

味を占めて、数回程キメた後だっただろうか。

 

その日の夕飯。

 

兄がニヤニヤしている。

何だろう。気にせずご飯を食べていると、彼はおもむろに口を開いた。

 

—猫しりちゃ〜ん

  

  「あまっちゅべいべ〜」

    

って何〜

 

?!?!?!?!?!

 

!?聴かれていた?!

 

歌詞の中にある、

 

I get you baby,I need you baby ,I want you baby, Right on!!

 

この部分を全部、あまっちゅべいべーで押し切っていた。

英語である事は分かっていたが、何せ5歳児。聞こえるがまま歌っていた。

 

録音したテープは分からないところに隠していた筈なのに。何故だ。何故だ。

 

混乱している間にも、からかわれ続ける私。

 

恥ずかしさが凄い勢いで私を満たして行く。

f:id:necosiri7:20221212213235j:image

赤く。より赤く。

 

気がつけば、私は、ラジカセより真っ赤になっていた。

 

50年近く生きているが、あの

 

「恥ずかしさ」

 

に勝る感情に未だ出会っていない。

 

 

あとがき

 

コロちゃんパックとは、アニメ主題歌を集めた商品で、カセットテープと本が付いていた。アラレちゃんとか、ゲームセンター嵐の主題歌が入っており、良く買ってもらった。

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ