表と裏の高速回転

色々な気持ちを忘れない様に

神々

 何個か前の休日。

満を持して「ヤマダ電機」に伺った。

 

目的は言わずもがなの、

 

「ハートチップル」様。

 

 一階は駐車場。二、三階は店舗になっている構造。

 

 エスカレーターで少しづつ店内が見えて来るのは、ワクワク感を盛り上げる演出か。駆け上がりたい心をなんとか抑え、店内へ。

 

 何処だ、何処にいらっしゃるのだ。

 

 レジ横にゲームコントローラーなどが吊り下がっている近くに、お菓子コーナーが現れた。

 

 チョコビ。うん。たべっこ動物。

ううん。コアラのマーチ

 

 …以上。

 

以上?

 

 ない。2階は隈無く探した。

じゃあ、3階。

 

 階段を駆け上がり、広がる風景は、

テレビ、携帯が織りなす無機物の海。

 

 ハート様は、

 

結局、無かった。

 

 意気消沈し、重い足取りで、次に向かうは、家族の買い物。

 

 

 

 「100均ガム宮殿」

 

 

に向かった。

 

 

すると、そこには

 

 

?!

f:id:necosiri7:20220505204328j:image

?!

 

納豆チップル?が置いてあった。

 

ハートチップル様では無いではないか。

 

偽物め。

 

と、憤りながらも妻の籠へ。

 

家に帰り、封を開け中を見る。

f:id:necosiri7:20220505205757j:image

形まで真似をしおって。

成敗してくれる。

 

と、腹立ちまぎれに口へ運ぶ。

 

?!

 

最初、納豆の香りと味がふあっと来る。

 

 噛んで行くと、出汁や辛子の味が後から追いかけてくる。

 

 砂浜の恋人の追いかけっこ。

 

あはは、あはは。

 

気がつけば、またもや私は、彼岸にいた。

 

美味しい。

すみませんでした。

美味しいです。

 

ハートチップル様が荒々しい

不動明王様なら、

 

納豆チップル様は優しい

弥勒菩薩様のような。

 

どちらも素晴らしいお味でした。

 

 一通り食べ終え、満足した刹那、娘の行動を思い出した。

 

 一階の自動ドアの辺り、我々がもう外に出ているのにも関わらず、一人モタモタしていた。

 

 何をしている。戻って行くと、自動で開く便器をまじまじと見ていた。

 はよいくで。と、手を引き店を出た。

 

 

 

 おまえは、

      本当に全てを

           確認したのか?

 

 

はうあ!

 

 

 電気屋の冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、おまえは開けたのか?

 

 ハートチップル様は深いお方。

 

またも、手のひらで遊ばれていた。

 

 

necosiri7.hatenablog.com

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜

今週のお題「好きな街」

 

 10年程まえに一度つれていってもらった。

 

港町。

 

 関西生まれの私は、神戸に何回か行った事があり、何となくどんな場所か想像がついた。

 

 ただ、

    規模

      が、

       桁違い。

 

 巨大な建造物が軒を連ね、何処までも続くショッピングモール。

 

 圧倒され、空いた口がずっと塞がらなかった。

 

 それより何より一番の思い出は、

 

中華街。

 

 何かの大会で優勝したお店らしい。

 そこで食べさせてもらった、

 

「餃子」

 

 異次元の美味さ。餃子という名前で括れない、括ってはいけないと痛感した。

 

 外の「ぱり」

 

 中の「じゅわ」

 

が普通の餃子。

 

 この「餃子」は、

 

「ぱり」「じゅわ」の間に

 

「もち」

 

が、いた。

 

 あの薄い皮の中にそんな宇宙を創造しているとは。私自身、食べ物でここまで感動するとは思わなかった。

 

 あの「餃子」が食べられる横浜。

 

また、行ってみたいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表と裏の高速回転

f:id:necosiri7:20220430225208j:image

 早いもので、ブログを始めてから三ヶ月が過ぎた。

 

 記事も40件程書かせて頂き、読者様もじわじわ増えてきて感謝に堪えない。

 

 最初は「アラフィフの備忘録」と言う題で、ゲームの紹介などライトな記事を綴っていこうと考えていたのだが、結構な人数の方が使っていた。

 

 せっかく、ブログをするのだ。

 

 自分の、これまでの生き方を見直してみる良い機会だ。そう考えると、この表題がしっくりきた。

 

 

 

 

 私は中学生時代、

 

「いじめ」

 

 られた経験がある。

 

 思春期の多感な時期で、だ。

 

 その事により感情がうまく出せなくなってしまった。

 

喜怒哀楽の中でも、

 

「喜」

 

 の感情が殊の外、出力出来なくなってしまった。

 

 人前で上手く笑えない。

 

この症状は、今でも少し残っている。

 

 「おまえみたいなもんが」

 

 と、肥大した「皮肉家」が私の中に誕生してしまった。

 

 その化物は心を食い散らかす。

 そして、いっその事食べきってくれたら良いのに、少し残す。

瀕死の私を見て愉悦の表情を浮かべる。

 

 立ち直って来た所で同じ事が繰り返される。

 

 感傷に浸っている場合では無い。

 

私は、生きていかなければならない。

 

 周りは誰も、何も信用できない。

弱点を見せない様に、私は回転を始めた。

 

必死に、気取られない様に。

 

 フルマラソンを100メートルのペースで、走っている状態。

 

 そりゃあ、すぐに息切れする。

 

 その渦中に居る私は、落ち着いて世間を見る余裕などなく、出来ない自分を鼓舞し、その都度落ち込み、人を傷つけ、食い散らかされ、混沌を極めた。

 

 そんな、今年の一月。

 

 甥っ子に会った。

 

 何の照れも、引け目もなく、自分の性癖全開の

 

「女の子の絵」

 

を見せてくれた。

 

 

私の中で何かが弾けた。

 

 

私の半分程の年齢の彼は、

 

自分を認めている。とても自然に。

 

「君にも出来るよ」

 

と背中を押された気がした。

 

人前で、自分を曝け出すのは未だ無理だ。

 

じゃあ、文章は?

 

そうだ。

 

ブログを書く事で、自分をみつめる。

 

つまり、高速回転を少しずつ弱めていこうと決意した。

 

止まった「私」と言う名の、

 

「コイン」

 

は、どんな形をしているのか?

 残像がそのまま残り、球体なのか、はたまた薄っぺらいままなのか?

 

 恐る恐るではあるが、やってみよう。

 

心がワクワク動き出した気がする。

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公園

今週のお題「好きな公園」

 私は団塊ジュニア世代に非常に近い。

 

 子どもなんか其処彼処にいた。

それに比例してか、公園も沢山あった。

 

 遊具。

 

子供を集めなければいけない訳ではないのに趣向を凝らした物が色々あった。

私が一番好きだった遊具は、

necosiri7.hatenablog.com

以前ブログに書かせて頂いているブランコ。

 

春から夏にかけての原色の風景の中、私の心の一番居心地の良い場所に佇んでいる。

 

もう一つ、定番なのが、

 

 

遠心力という物を嫌という程堪能した。

 

 

 二つの車輪で私は近場を網羅したが、一箇所非常に個性的な公園があったので紹介したい。

 

 そこに行くには橋を渡らなければならない。他からは階段があるのだか、橋を渡る行為が雰囲気を盛り上げてくれる。

 

 入口すぐに、迷路がある。

  • 子供でも周りが見渡せてしまうので、しゃがんで鬼ごっこをするのだが、すぐに疲れてしまう。

そして、もう一つ

 この遊具は今までここでしか見た事が無い。

 

 「電話」

 

 受話器に座って会話が出来る。

 できた頃は楽しくおしゃべりしたが、すぐに飽きてしまった。

 

 そして、今でも残る膝小僧の傷跡は、この公園で刻んだものだ。

 

 今、子供と公園に行く事があるが、心躍る遊具が無い。そう思い込んでいる私のせいなのだろう。

 

 弾むボールに今一度戻りたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 

 

Augmented Reality

 私は猫が好きだ。

 

何故?

  わからない。

いつから?

   生まれた時から。

 

 ただ、私の愛が重すぎて飼うことを躊躇っている。絶対に不幸にしてしまう「自信」がある。

 

 また、今まで一度も野良猫が近づいて来たためしが無い。

 

 ネットなどで勉強した、目を逸らしながら気のないふりをして、少しずつ距離を詰める方法。

 

 私の身体中から溢れんばかりの禍々しい猫愛が吹き出しているのだろう。身構えるや否や走って逃げていってしまう。

 

 ただ、仲良くなりたいだけなのに。

 

 YouTubeで「お父さんが好きすぎる猫」とかを見ると、羨ましく妬ましい。 

 私も追いかけ回され、頭頂部をなすりつけられたい。

 

 

 

そう思い続ける事幾年月。

 

 

 

ある能力が目覚めた。

 

 

 

 

 以前飼っていた黒猫をARの如く召喚できる様になった。

 

 ドアの辺りからにゃあにゃあ言いながら近寄って来て、椅子に座っている私の足元で身体をなすりつけて来る。

 

 膝の上に乗って来て一度伸びをし、香箱座りをする。のどをごろごろ言わしながらあくびを一回。そして、うたた寝

 

ある時は、目をこれでもかといわんばかりに見開いて「すんすん、くんかくんか」匂いを嗅いでくる。

 

 当然、実際に飼っていた猫は、私の愛に怯えて近づいてもくれなかったが。

 

 

 

 これくらいの幸せが私の背丈にはお似合いだ。

 

 

ただ望むらくは、

この能力をもっと高め、色々な猫ちゃんを召喚したい。

 

「猫の気持ち」と言う雑誌。

それを宣伝する小冊子がスーパーのサッカー台に置いてある。

 

 いつも一部持って帰り眺めている。

どの猫ちゃんも可愛かったのだが、その中でも一際輝きを放っていたちゃん猫。

 

 君の名は。

 

「みら」

 

 

 何の気なしにTVを見ていたら、偶然目に止まった。

 

 

 tone のcm。

 

最後のシーンに写っていた猫ちゃんだ。

 

 

モデルさんだった。

 

その猫ちゃんを召喚し、

少し小さめの額を爪でかりかりしたい。

 

 

 

 

https://youtu.be/uLGeSAuCVoU

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関西ではあまり見ないハートチップルを食べてみた


リスカ ハートチップル 63g×12袋

 以前、関東在住のブロガーさんが「ハートチップル」を紹介されていた。

私は、リスカというお菓子会社は以前から知っていた。


リスカ スーパービッグチョコ 1枚×20枚

 遠足のお供といえばコレ。

常温でろでろ感が最高だった。

 今でも我が子が、駄菓子コーナーで小さい籠片手に何を買おうか物色中、そっと忍ばせる。まだ、腕は衰えていない。

 

 


リスカ しっとりチョコ 80g×15袋
 

  わが家のお菓子箱に、3袋常備されている。

安い上に美味い。

 この状態で「追いチョココーティング」した物を製品化して欲しいと要望してみた程。

 

これだけ「リスカ愛」に溢れている私が、事もあろうに「ハートチップル」を知らなかった。

これはいけない。ポチらなければ。

通販サイト巡る事3分。

 

あった。しかも、

f:id:necosiri7:20220420214918j:image

送料込みでこの値段。

どうなっているのだヨドバシ。ヨドバシ半端ないって。

 

一回マルチバースを経由しているに違いない。

今回はこの恩恵に預かるとしよう。

 

待つ事数日。

来ましたよ。

メルカリストでもある私から見ると、送料だけで600円以上は絶対にかかる。

 

訳が分からない。もの凄い凄さ。

 

いざ開封

そして実食。

まず一口。サクッと軽い感じ。ふんふん。

!?その直後、ガッ!とガーリックの衝撃。

 

今だっ!と傍らのビールで流し込む。

私は一瞬彼岸に到達した。

 

また、うつつに戻される。もう一枚。そしてビール。

美味い。美味すぎる。

 

このサイクルは永遠に続いて行くだろう。

 

 ただ、私の行くスーパーにはこのハート様が売っていないのです。

悲しみに打ちひしがれる前にこの幸せを伝えたい。

 

早速リスカにメールだ。

 

何故、関西には無いのか、是非置いて欲しい、と。

 

すると、返信を頂けた。一部抜粋させて頂く。

 

メールを拝見致しました。

この度は弊社商品『ハートチップル』を大変お気に入りいただきま して誠にありがとうございます。


この商品は全国的に取扱店舗が少ない商品ではありますが、
どうしても、関西方面は弱い商品でありますので
売店舗を調べてみたのですが
店舗によって置いてないところもあるそうなので
猫しり様のお近くにあれば幸いに存じます。

 ① ドラッグストア ウェルシア 
 ②       マツモトキヨシ
 ③ セキ薬品
 ④ ヤマダ電機
 ⑤ ドン・キホーテ
 ⑥ 100円均一 ローソンマート

以上、6店舗をご紹介致します。

 

 これだけ至れり尽くされたら、なおさら好きになるだろう。

 家の近所にはヤマダ電機は、ある。

それ以外は、ない。

 

 ヤマダ電機でおやつを買ったことが、ない。おやつが売っているイメージも無かった。

 

 成程。先入観を捨て、探さないと見つからない。

 ハート様は、幸せの居場所と一緒なのですよ、とおっしゃっているに違いない。

 

 1スナック菓子にそこまでのメッセージが隠されているとは。ますますリスカファンにならざるを得ない。

 

最後に一つ。

 

 ガーリック感がかなり強い。

 

「ハートチップル」は休日前のビールのお供にすべし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          

 

 

 

 

 私は、物欲のみに支配されていた。

 

 母親に気づかれぬ様、ほぼおもちゃで構成されているお菓子を、そっと買い物カゴに入れ、強引に買わせる技を幼稚園入園前に既に会得していた。

 

 買って欲しくて大声で叫びながら店中を転げ回る大技すら惜しげもなく繰り出す事が出来た。

 

 一度しか会ったことのない親戚におもちゃをねだる事も躊躇しない。

 

 遊園地で見たポケバイを、買ってもらえると信じ、同級生達に自慢して回った。(流石にこれは買って貰えなかったが)

 

 末っ子と言う立場を存分に生かした立ち回りで暴君の名を欲しいままにしていた。

 

 そして、ついたあだ名が

 

 

 

カウ(買う)ボーイ

 

 

 今はその頃と比べ、大分落ち着いている。

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村