私は普通自動二輪免許を持っている。
取得したのは、ずいぶん昔。
それが、中免と言われていた時分だ。
もう30年も前の事になるのか。
それから何台かの出会いと別れを経て、
今の愛車、
PCX125に至る。
この子に巡り合ったのは、かれこれ10年前。
中古車にしては、走行距離も少なくかなり綺麗だった。
値段はそれ相応だったが、思い切って購入を決意。
それ以来、通勤や買い物等、普段の足として重宝している。
ただやはり、外見がだいぶヤレてきてしまっているのも否めない。
そこで今回は、このPCXちゃんを綺麗にしてみようかと考えた次第。
初回は、ココ。
シート。乗降時、ズボンと擦れてしまうところに細かい穴が開いており、下地のスポンジが見えている。
コレを交換しようと思った。
調べてみると、台座ごとなら1万円近くするのだが、シートのカバーだけなら3千円以下で購入出来る。
じゃあいっちょやってみようかと、
通販サイトにてシートのガワ購入。
表にQRコード。
スキャンすると、YouTubeへ。
交換方法が丁寧に紹介されていた。
ふむふむ。
…え。
工具で、タッカーが必要なのは知っていたが、頭に
「エア」
のつく方だったとは。
そう。
「エアタッカー」
この、ひぐちくんの必殺技の様なアイテムが我が家にも、会社にも無かった。
購入しようかと調べてみると、なんと1万円程する代物。
シートごと交換するより高くついてしまうではないか。
どうしよう。
…
いや、待てよ。
あのお方なら。
尋ねたのは、塗りのお師匠。
—有るよ。
と、一言。
やはり。
ちゃっかりお借りし準備万端。
事前に用意していた針も。
この通り。
おっかなびっくり地道に作業。
途中、上手くいかず不安に襲われる。
そんな時は、
背徳の味。
サイダーの甘みに甘えながらも、格闘する事二時間程。
見事、完成。
なかなか綺麗に仕上がりました。
我ながら上出来である。
うん。道具がしっかりしていると、私の様なぶきっちょでもサマになるなと。
実はこの作業をしている場所。
そこは、秘密基地。
もとい、職場である。
色々な仕事を、そこそこ出来るようなマシンが数台存在している。
エアーコンプレッサーもその一つ。
私の仕事と趣味を同時にこなすニクイヤツなのだ。
さて、次回は。
「すってんころりんで、できた傷をどげんかせんといかん。」
です。
coming soon?