コンピュータプログラムに興味がある。
今までも、これからも。
最初にキーボードと言う物に触れたのはいつだったか。
ファミコンの周辺機器なのだが、プログラムを作れる。
ぽこぽこぽこ、ぶーぶ。
こんな効果音と共に、テキストが出力され、コンピュータと対話している気分になった。
調べてみると、発売は1984年。
当時は、兄弟がテキスト片手にプログラムを作成し、マリオを動かしているのを目を爛々とさせ見ているだけだった。
プログラムを本格的にやってみたいと、友人からMSX2を5000円で譲ってもらったのは中学生の頃か。
同時期にゲームプログラムが掲載されている雑誌も購入。
何度も、
Syntax error
が出現し、心が折れそうになりながらも、一文字一文字なぞった。
完成したゲームは、白色の丸いホバークラフトを操作する。色の順番通りにチェックポイントを通過するとクリア。
ステージが進むと、チェックポイントが増える。
初めてゲームが作れた。簡単に消すのは惜しいと、データレコーダでセーブする。
ぴーーーーーーー、がっ。ぴろぴろぴろぴゅる。
とロードしてまた遊ぶ。
何故、ローマ字の羅列がこの様な世界を構築出来るのか。
…私は、
未だに分からない。
のだ。
大学も文系ながら、情報系の学部に入学したのに。IBM Aptivaという名のパソコンもバイトして、資金を貯め購入したのに。
のに。
C 言語。
黄色の教科書を通学中、電車の中で読む。
ちんぷんかんぷん。
何度も最初から読む。
ちんぷんかんぷん。
単位は、お情けで頂いた。
私はどうも、好きな事に嫌われる性分なのだろう。
ただ、往生際が悪いのも私。
またもや、買うボーイにそそのかされ、
これを手に入れてしまった。
ナビ付き。
視覚的にゲームが作れるって、訳さ。
これなら、君も。
ほんとに?
事実、作ってみたいゲームがある。
それを叶えてくれるなら。
溺れるのを覚悟して、いっちょやってみっか。