子供の頃から、野球が好きだった。
阪神ファンと猫好きは生まれつきだと思っている。
言葉を最重要視する私が、こればっかりは何故好きかを説明出来ないのだ。
1 真弓
2 吉竹
3 バース
4 掛布
5 岡田
6 佐野
7 北村
8 木戸
9 キーオ
今思い出せるのはこんなスターティングメンバーだったか。
1985年にチームが日本一になった時はすごく嬉しかったのを覚えている。
(抑えは中西)
ただ、実際やるのはからきしダメな子供だった。
広場に集まり放課後に野球をする。
使うのはゴムボールとプラスチックバット。
ピッチャーは下手投げでどうぞ打ってくださいと言う球を投げる。
ゴロを取ればすぐアウト。フライ
もアウト。
広場が狭いので、外野と見立てる場所は無かった。
曖昧なルールでごっこ遊びに近いのかもしれない。
そして、チームのメンバーを決める。
野球が上手な二人がジャンケンをし、交互にチームメイトを選んで行く。
私は、最後まで選ばれない。
メンバーが奇数の時は、残った私を横目にジャンケンをし、勝ったチームの主将は、
「いらん。」と、私を相手チームに送り込む。
これだけ読むと、嫌な気持ちになるのだが、その時は不思議と何も思わなかった。
下手だけど、バットを振る事が出来る。
その喜びの方が勝っていたのだろう。
また、守備も、輪をかけてどうしようもなく下手くそだった。
初めてファンブルせずにボールを掴めたときは、優勝したかのように皆が駆け寄ってくれた。
それから時は過ぎ。グローブと軟式ボールを購入し、息子とキャッチボールをするぞ。と、考えていたのだか、全く相手をしてくれず、途方に暮れていた。
すると、職場の同僚が付き合ってくれると言ってくれた。
そう言うわけで、半年に一回くらい、キャッチボールをしている。
非常に楽しく、童心に帰る事が出来る。
そうなって来ると欲が出てくる。
高校時分、ソフトボールが体育の時間であり、クラスメイトのホームへの返球がとても伸びた。
あの伸び。
あれを、私も投げてみたい。
この年からできるだろうか?
今、密かに筋トレをしている。